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インプラントとは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、そこに人工の歯を装着することで、天然歯とほぼ同等の状態を回復する治療法のことです。
人工歯根が顎の骨と一体化するため、入れ歯のように咬むと痛みが出たり、不安定な状態になることはありません。また、ブリッジのように隣の歯を削る必要もありません。
従来の入れ歯やブリッジとは違って、違和感や不快感に悩まされることがなく、しっかりと噛むことができ、自然で美しい「歯」を手に入れることができます。
人工歯根には、生体親和性に優れた金属である純チタンが使用されます。チタンは人体への親和性が高く、整形外科領域では人工関節に、また心臓のペースメーカ等にも使われている材料です。チタンは、金属でありながら、骨と直接、結合する特性を持っています。また、チタンは金属アレルギーの報告がない材料としても知られています。
取り付ける人工の歯も、他の歯との噛み合わせやバランス等を考慮した、精密で機能的な歯を作ります。
インプラントは、機能的にも見た目にも、自然で美しい口元を手に入れることができる治療法なのです。
当医院では、京セラ社と神戸製鋼との共同会社である京セラPOIのものを使用しております。
インプラントは生体材料に求められる生体内安定性の向上を目的に、陽極酸化処理によって表面に1,350~1,400Aの酸化層を施しました。
これにより、チタンイオンの溶出防止、親水性の向上、口腔内での審美的な調和などの優れた特性を持っています。
種類 | 価格(税込み) |
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インプラント体埋入手術+印象+咬合採得+調整量+CT撮影代等 | 330,000円 |
種類 | 価格(税込み) |
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オールセラミック | 143,000円 |
メタル付きセラミック | 130,000円 |
ジルコニアクラウン | 66,000円 |
金属冠(金合金)・・・嚙み合わせの状態が悪く白い材料で対応できない場合 | 58,300円 |
種類 | 価格(税込み) |
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サイナスリフト(上顎の大幅な造骨) | 220,000円 |
ソケットリフト(上顎の4mm程度の造骨) | 55,000円 |
GBR(造骨) | 55,000円 |
抜歯即時埋入法 | 33,000円 |
FGG(遊離歯肉移植術) | 33,000円 |
テンポラリークラウン(土台付) | 22,000円 |
ガイド作成 | 55,000円~ |
メンテナンス | 5,500円 |
インプラント体を埋入する手術には、専用器材の滅菌・消毒やディスポーザブル(1回のみの使用限定)用具の多数の準備が必要になります。当日にキャンセルされますと、処置を行っていなくても使用できなくなる器材が発生いたします。
その場合、キャンセル料(5,500円税込み)をいただきますので、ご了承ください。また、事前の予約変更は、予約日の2日前までにご連絡ください。
令和3年4月1日現在
メリット | デメリット |
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インプラント治療には目に見えない部分の分析や精密な検査・技術が必要です。
歯科用CTでの撮影画像をもとに、的確な治療計画を立てることは、安心な治療への第一歩です。
3D(三次元)の立体画像を得られる歯科用CTでは、従来のレントゲンでは見えなかった部分、頬や唇、舌、骨、歯などが立体的に写し出され、内部構造などもリアルに表現されていますので、より正確な精度の高い診断が行えます。
また、X線量もとても少なく安全です。
また、歯科用CTはインプラントのほか、矯正や根管治療、嚢胞、歯周治療、親知らず等、幅広く歯科治療に応用することができ、正確な診査、診断、経過観察により、治療の安全性を高めることが可能になりました。
CT撮影・口腔内診察をして、インプラントを埋入する部分の顎の骨の状態やまわりの歯の状態を精査します。
歯が抜け落ちた部分だけでなく、口腔内全体をトータルで考え、噛み合わせの状態などを考慮して、インプラントが適切に行えるかを判断し、手術のプランニングをご提案します。患者さまには、手術の内容、期間、費用などを丁寧にご説明し、ご同意をいただいたうえで手術に進みます。
インプラント手術の前に、歯石除去や虫歯・歯周病の治療をまず行い、お口の状態を改善します。
インプラント埋入後、1~2日で消毒をし、約10日後に来院していただき、手術後の経過をみて、抜糸します。
インプラントを埋入したあと、インプラントと骨の結合が得られるのを待ちます。埋入時の状態、上顎、下顎で違いますが、通常3ヶ月~6ヶ月程度です。この期間中は仮の義歯を使用することもあります。
インプラントの安静期間が過ぎ、骨と生着したことが確認されたら、2次手術と呼ばれる歯肉の整形手術です。歯肉を開いて、人工の歯を取り付けるための部品(アバットメント)を連結し、歯肉からこれを露出させ、歯肉の形を整えます。インプラントに装着する人工歯がスムーズな外形をもって歯肉から萌出しているようにみせるための処置です。
ケースによっては、お口の中の型をとり、あなたにあった仮歯を作製します。仮歯で噛み合わせを調整し、この状態で歯肉が治るまで1~6週間ほど待ちます。
歯肉の形態が整った時点で型をとり、色や形を患者さんに合わせて作製します。人工歯をインプラントに装着します。
インプラント治療の終了後、インプラントを長持ちさせるためには適切なホームケアと定期的なメンテナンスが不可欠です。医師の指導のもと、正しい歯みがきをこころがけてください。また、3か月に1回、定期検診を受け、インプラントの状態を医師に診てもらうようにしてください。